「指摘は当たらない」
2024年3月17日
2024年10月18日
東京新聞 2024/03/17(日)こちら特報部
「マイナス金利」解除秒読み日銀もうーつの「爆弾」
円安と物価高を助長してきた日銀のマイナス諭」の解除が追っている。日銀の異次元緩和政策がを迎える中、日銀が抱えるもうーつの問題にも注目が集まる。10年」」」トにわたって日銀が爆買いした-株式の処理だ。保有時価総額は11兆円超と、国内上場株式の約7 %に上る。その「大株主」が売却に動けば株価暴落誘発しかねない。専門家が「禁じ手」と口をそろえる日銀の株買い。その罪と後始末について考えた。中央銀行が株価に介入すること自体がナンセンスなのに、多くの懸念に対して『指摘は当たらない』と出口も考えずに突ってきたことが大問題だ。
論争となるべき、具体的な内容についてではなく、「相手」という個人との関係で言説は組み立てられている。
それは××ではない、の形に於いて、その提起された論理の脈路について、これこれの理由で妥当ではない、というの論理的回答としてではなく、何らかの脈路に於いて相手から自らに下されたものである「指摘」を、その相手からの「動作=指摘」として対象化し、その相手からの「動作」への否定を立てている。その「指摘」という「動作」への否定「当たらない」によって、指摘の言説内容すなわち日銀が株式を大量に買うことへの懸念、という脈路に組み合った言説を生成しなくてはならないという思考の強制から回避して、その「懸念」の一つ一つの脈路には決して答えない、という技法である。
基本的には、現象は必ず2以上の言説空間で陳述可能、であるという原理にのって、別の論理空間での否定、肯定を、多の論理空間での否定、肯定と混濁させる論理的な未明、錯誤を活用した技術である。
それは、論理の展開を阻止し、基体としての「主体」を誇示するものに過ぎないために、とても恥ずかしいことなのだが、もっと恥ずかしいのは、それが相手への攻撃になっていると信じているということになる。
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